患者さんが迷わない!歯科医院のホームページで伝えるべき基本情報とは?

ホームページはあるけれど、患者さんから『診療時間が分かりづらい』『場所が見つからなかった』と聞くことがあります。
ホームページの依頼を検討すると、おしゃれなページを目指そうとする歯科医院もいますが、実はおしゃれなページよりも、患者さんが安心して来院できるかどうかは、ホームページの分かりやすさに大きく左右されます。
今回は、歯科医院で押さえておきたい基本情報と改善のポイントをご紹介します!

目次

診療時間・休診日の分かりやすさ

おしゃれに見せたい、ページをスッキリさせたいという理由で、トップページの診療時間をリンクボタンで設置したいとリクエストをいただくことがあります。
でも、患者さんにとって診療時間は、来院予定に直結する重要な情報です。
「火曜日の午前中に診察しているかな?」と、ご自身の予定に合わせて確認する方も多くいらっしゃいます。

診療時間を知りたいだけなのに、リンクをクリックして別ページに移動するのは手間と感じられます。
トップページに一覧で表示されていれば、「この病院は分かりやすく、親切だ」と安心してもらえます。逆にリンクだけだと、「診療時間を確認しにくい=面倒だな」と思われ、来院をためらう方も出てしまいます。

また、多くの患者さんはスマホで検索します。
スマホではリンクを探してタップするより、トップページに一覧で表示されている方が見やすく操作しやすいです。
臨時休診や祝日診療などの情報もトップページで確認できると、患者さんに伝わりやすく、電話で問い合わせる手間も減らすことができます!

失敗例:トップページに「診療時間はこちら」とリンクがあるだけで、クリックしないと見えない。

改善

  • トップページに表形式で表示
  • 休診日を色で分ける
  • スマホでも一目で分かるようにする

アクセス情報の伝え方

ホームページでよく見かけるのは、住所だけが小さく書かれているパターンです。
しかし、患者さんにとってアクセス情報は、来院のハードルを下げる大切な情報です。
「駅からどのくらいかかるかな」「駐車場はあるかな」と不安に思いながら来院する方も多くいます。

そこでおすすめなのが、Googleマップの埋め込みです✨
地図上で場所を確認できると、迷う不安を大幅に減らせます!
さらに、駅やバス停からの距離、駐車場の有無などの補足情報も併せて掲載すると、患者さんは自分の都合に合わせてスムーズに来院できます。

さらに一歩進めるなら、写真付きルートを掲載するのも効果的です!
実際の建物や目印の写真があると、「この道で合っている」と安心して来院できます。
これにより、初めての患者さんでも迷わず来院でき、安心感と信頼感が自然と生まれます。

患者さんがスムーズに来院できる環境を作ることは、電話での問い合わせや予約の手間も減らすことにつながります。
ぜひ、ホームページでのアクセス情報の見せ方を工夫してみてください。

失敗例:住所だけ小さく書かれている。Googleマップが埋め込まれていない。

改善

  • トップページに表形式で表示
  • 休診日を色で分ける
  • スマホでも一目で分かるようにする

電話番号や予約方法の目立たせ方

患者さんがホームページを見るとき、まず確認したいのは電話番号や予約方法です。
「今日の予約はまだ取れるかな?」と急ぎで確認したい方や、初めて来院する方にとって、すぐ見つからないと不安になります。

しかし、電話番号がフッターだけにある、予約ボタンが小さく目立たない、といったケースをよく見かけます。
その結果、「どこから予約すればいいのだろう」と迷ってしまい、来院や問い合わせをためらう方もいます。

そこで、ヘッダーや各ページに常時表示する方法がおすすめです。
また、スマホではタップで電話がかけられるリンクや、目立つ予約ボタンを設置すると、患者さんがすぐにアクションできます。

このように改善することで、患者さんは迷わずスムーズに予約でき、安心感を持って来院できます。
同時に、医院側も電話での問い合わせや予約確認の手間を減らすことができ、双方にメリットがあります。

失敗例:電話番号がフッターにしかない。予約ボタンが小さい。

改善

  • ヘッダーや各ページに常時表示
  • スマホならタップで電話できる導線を設置

スマホでの利便性

現在、多くの患者さんはスマホで医院のホームページを検索します。
小さな画面で閲覧するため、リンクを探してタップする作業は意外と手間です。特に初めて来院する方や急ぎの予約希望者にとっては、一手間でもストレスになりかねません。

そのため、診療時間やアクセス情報、電話番号などの重要な情報は、トップページに一覧で表示するのが理想です✨
一目で必要な情報が確認できると、患者さんは迷わず行動できます。
例えば、今日の予約可能時間をすぐチェックできたり、電話での問い合わせを最小限に抑えられたりします。

また、スマホ表示に最適化されたページは、文字やボタンの大きさが適切で、スクロールやタップもスムーズです。これにより、患者さんにとっての操作性が高まり、安心感や信頼感も自然に生まれます。

結果として、患者さんはスムーズに来院でき、医院側も問い合わせや予約確認の負担を減らせます。スマホ時代のホームページでは、「見やすさ」「操作のしやすさ」が、患者さんの来院意欲に直結します。

ポイント

  • 多くの患者さんはスマホで検索します。
  • スマホではリンクを探してタップするより、トップページに一覧で表示されている方が見やすく操作しやすいです。

緊急性のある情報もすぐ伝わる

臨時休診や祝日診療など、急に変更になる情報は、患者さんにとって非常に重要です✨
「今日の診察はあるのかな?」と思いながら来院する方も多く、情報が見つからないと電話で問い合わせる手間が発生します。

そこで、これらの情報もトップページで分かりやすく表示しておくことをおすすめします。
一目で確認できる場所にあると、患者さんは安心して来院でき、予定を立てやすくなります。

また、医院側にとってもメリットがあります。電話での問い合わせ件数が減ることで、スタッフの負担を軽減でき、よりスムーズな診療体制を維持できます。

このように、緊急性のある情報をすぐ確認できることは、患者さんの安心感と医院運営の効率化、どちらにもつながる大切なポイントです。

ポイント

  • 臨時休診や祝日診療などの情報も、トップページで確認できると患者さんに伝わりやすい
  • 「情報がすぐに見つからず電話する」手間も減ります

チェックリスト

  • 診療時間がトップページでひと目で分かる
  • 休診日や臨時休診もすぐ確認できる
  • Googleマップを埋め込んでいる
  • アクセス方法(駅・バス・駐車場)も記載
  • 電話番号・予約フォームがどのページでもすぐ見つかる

まとめ

患者さんにとって診療時間は最重要情報の一つ
→ リンクではなくトップページに直接表示することで、

  • 安心感
  • 便利さ
  • 信頼感

が高まり、来院率にもつながります。

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