「ホームページに院内やスタッフの写真はあるけれど、なんとなく暗く、雰囲気が伝わりにくい…」という声を患者さんから聞くことがあります。
実は、患者さんが安心して来院できるかどうかは、ホームページの写真の印象に大きく左右されます。
今回は、歯科医院で押さえておきたい写真のポイントと改善策をご紹介します。
明るさ・清潔感の伝え方
失敗例:
- 暗く、ぼんやりした待合室の写真
- 雑然として片付いていない印象の院内写真
改善方法:
- 室内の光を意識して撮影(自然光+室内照明の調整)
- 待合室や診療室を整理整頓して撮影
- マニュアル撮影で明るさ・ホワイトバランスを統一
スタッフの印象の伝え方
失敗例:
- スタッフが写っていない、表情が暗い写真
改善方法:
- 明るく笑顔のスタッフ写真を掲載
- 施術中の雰囲気や患者さん対応の様子を伝える
- 患者さんに「親しみやすい」「安心できる」と思ってもらえる表情を意識
写真の統一感・構図
失敗例:
- 写真ごとに明るさや色味がバラバラ
- 同じ施設でも角度が違い、統一感がない
改善方法:
- マニュアル撮影で設定を統一
- Before/Afterの比較を作ると改善効果が伝わりやすい
- 同じ角度や背景で複数の写真を撮影して統一感を出す
チェックリスト
- 待合室・診療室が明るく清潔に見える
- スタッフの表情や雰囲気が安心感を与える
- 写真の色味や明るさが全体で統一されている
- スマホでも見やすい構図・サイズで撮影
- Before/Afterで改善効果を見せられる写真を用意
実際にあった写真改善のお話
ある病院では、「うちは院内の写真に写すと暗くて、待合室も雑然としているからしょうがないんだ」と話していました。そのため、写真を使わないホームページを作っていましたが、患者さんからはきっと、病院の雰囲気が分かりにくいのではないかと思いました。
そこで、マニュアル撮影で光や明るさを調整し、患者さんが入ってきたときと違和感のない明るさに調整し、配線をまとめたり、整理整頓した院内と、笑顔で話しているスタッフ写真を掲載しました。
結果、新規の患者さんからは
- 「院内の雰囲気や設備がわかって、で安心してきました」
- 「外観や院内写真があるとこで、迷わず来れた」
- 受付や診療室、待合室の写真で、どんな流れで受診できるかイメージでた」
といった声をもらえるようになりました。
まとめ
患者さんが安心して来院できるかどうかは、ホームページの写真の印象が大きく影響します。
私は、患者さんが来院して「イメージと違う」と違和感を持たないよう、できるだけ忠実に撮影することを意識しています。
紹介する医師やスタッフの方が無理に笑顔を作らなくても、真面目さや誠実さが伝われば、その魅力を感じた患者さんは安心して来院してくれます。
まずは、今日のチェックリストで写真の見直しをしてみてください。
また、スタッフの作業エリアではなく、患者さんの動線に沿った写真を撮ることが大切です✨
入口から入り、診察台に上がり、受付で次の予約や支払いを済ませて帰るまでの導線を意識して撮影すると、患者さんが「実際の様子」をイメージしやすくなります。
ホームページの写真を工夫して、医院の信頼感を高める作りを一緒に始めていきましょう!